2021年9月23日(木)午前3時(日本時間)より、米国連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれ、FF金利の誘導目標レンジを0-0.25%で据え置くことを決定。さらに、金融緩和縮小(テーパリング)の開始時期が近いことを示唆し、2022年に利上げを開始する方向に傾きつつあることを明らかにした。

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、回復が完了するまで金融政策支援を行う旨を発表。失業率に関して、雇用の伸びを圧迫するコロナウイルスに対する労働不足の現状に懸念を示したもの、長期的な観点で視ると時間とともに改善に向かっていく可能性があると発言。その後、11月にもテーパリングを開始する可能性があると示唆したほか、2022年半ばまでに完了する可能性があるとの認識を示した。

 

 

FOMC発表時のドル円の動きについて

ドル円は発表開始である午前3時時点(日本時間)、ドットチャートの中央値が上昇したものの、ハト派寄りの発言が多かったため、1ドル109.633円より109.551円へ、約10銭ほどドル安に振れたのち午前3時30分頃の、パウエル議長の会見開始後、反発し109.899円へとドル高方向へと向かった。

 

 

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