1月15日スタート 岡山県「ももっこアプリ」にi-Blendが採用 利用者の利便性向上と、職員様の負担軽減を両立
岡山県は、子育て世帯の方が協賛店で提示することで、割引やポイント付与などのお得なサービスが受けられる「おかやま子育て応援パスポート」(通称「ももっこカード」)を運用しています。
利用者のさらなる利便性の向上と、運用上の事務負担の軽減を図るため、スマートフォンアプリ「ももっこアプリ(アプリ版おかやま子育て応援パスポート)」を導入し、2024年1月15日(月)から運用をスタートいたします。
「ももっこアプリ」には、株式会社両備システムズ(岡山県岡山市、代表取締役社長 松田 敏之、以下 当社)が提供する地域DXモバイルアプリ基盤「i-Blend(アイブレンド)」が採用され、同日より運用支援を開始いたします。
「ももっこカード」とは
2006年から運用している制度で、協賛店で提示することで、さまざまな子育て応援サービスを受けることができるカードです。市町村の出生届の窓口等で交付しており、発行枚数は、累計434,855枚(令和5年3月末時点)にのぼります。
協賛店は、2,201店舗〔2023年11月時点〕が登録されており、全国共通展開協賛店では、他県の子育て応援パスポート等も利用できます。
アプリの運用にあわせ、交付対象となる子どもの対象年齢を、小学校6年生までから、18歳未満に拡大し、子どもたちにも県の取組みを身近に感じてもらえるよう、新たなカードデザインには小学生が考えた少子化対策のイメージキャラクターが採用されます。
岡山県は、当社が提供する「i-Blend」を導入により、「ももっこカード」をデジタル化することで利用者の利便性向上と、地域の企業等と連携した子育て応援サービスの拡大を図り、社会全体で子育てを応援する気運の醸成に繋げるとしています。
「ももっこアプリ」の特長
アプリにより出来ることは以下のとおりです。
1. スマートフォンで簡単利用申請
従来、「ももっこカード」の利用申請は市町村窓口へ行く必要がありましたが、「ももっこアプリ」では利用申請から協賛店でのカード提示までがアプリで完結します。
利用者は、アプリに必要事項を入力することで、すぐに協賛店でのサービスを受けることができ、カードを忘れてサービスが受けられないということもなくなります。
2. 協賛店を簡単検索
従来、協賛店を探すには、岡山県のホームページからエリア(市町村)やジャンルを選択して検索する必要がありました。
アプリでは、スマートフォンの位置情報を利用して、地図上で、現在地から協賛店を検索したり、経路案内も利用できます。
3.子育て支援情報の集約
子育てに関わる支援情報の掲載や、地域や子どもの年齢に応じたプッシュ通知による岡山県からの情報促進機能を備え、利用者は効率よく子育てに関する支援情報等を受け取ることができます。
アプリの機能
・「ももっこカード」の利用申請
・「ももっこカード」の表示
・お知らせプッシュ通知受信
・協賛店の検索
・子育て支援情報の掲載
i-Blendとは
Salesforceをプラットフォームとする「i-Blend」は、情報の発信、子育て、観光など単機能アプリから、庁内で横断的に利用できる複合アプリまで、すべてオールインワンパッケージでご提供可能な地域DXモバイルアプリ基盤です。
「i-Blend」では住民との接点を強化し、住民一人ひとりのライフイベントや利便性を重視した新しいカタチの行政サービスを提供することを基本コンセプトとしています。
住民向けのプッシュ型情報発信サービスから庁内での業務利用まで様々な場面でご活用いただけます。
製品サービスサイト:https://service.ryobi.co.jp/cloud_service/gv-i-blend/
今後の展望(当社として)
2016年にリリースした「i-Blend」は、情報発信機能やカメラ投稿機能等といった定番機能に加え、2022年には汎用パスポート機能・本人確認機能(xID連携)をリリースし、6基盤機能・22機能テンプレートまで拡張いたしました。本人確認機能とポイント管理機能を組み合わせた地域ポイント事業や、デジタル地域パスポート事業等、機能の組み合わせで様々な事業が実現可能となり、自治体DXに繋がる新たな価値を創出してまいります。
このページに関するお問い合わせ
株式会社両備システムズ クラウドビジネスカンパニー
TEL:086-264-0114