投資運用子会社設立とCVCファンド1号を組成 社会実装を支援し、地域DX推進にも貢献
~両備グループの幅広いリアルな事業アセットをスタートアップに提供~
株式会社両備システムズ(本社:岡山県岡山市、代表取締役社長:松田 敏之 以下、当社)は、新規事業創出や将来の事業シナジーを見据え、ベンチャー投資運用事業を開始します。当社の先端技術・ITビジネス・金融の専門家で構成するチームが、FinTech・Medical などの事業発展に不可欠な7つの事業領域と技術領域を中心として、スタートアップの成長ステージに合わせた投資を行うための投資運用子会社「Ryobi AlgoTech Capital」を2023年2月に設立すると共にCVCファンド1号(両備システムズイノベーションファンド)を組成し、投資運用業務を開始致します。
概要
■背景
当社は行政や医療機関などの公共領域のお客様、そして製造、流通、物流、交通など様々な民間領域のお客様へ、幅広いICTサービスを提供して参りました。
その技術と経験を活かし、当社とのオープンイノベーションやチャネル活用による投資先となるスタートアップ企業の成長シナリオを検証。また各カンパニーやR&D部隊が有する専門家、金融のスペシャリストを交えて、技術詳細の検証に留まらず、投資先の価値創造や事業リスクの調査を多面的に行うことができると考えており、新規事業創出や事業シナジーを通して、社会に貢献する投資活動を実施致します。
近年、「デジタル田園都市国家構想」にあるように、地方創生にICTを活用する流れがあり、地域DXが重要視されています。当社が属する両備グループは岡山を中心とした中国・四国地域で公共交通、物流、生活産業、不動産、観光、車に関わること等、世界でも類を見ない幅広い事業アセットを有し、同地域の生活に根付いた事業を113年にわたって水平に垂直に展開しております。実証実験等において両備グループが有するリアルな事業アセットを積極的に提供する取組みは日本国内のIT系CVCでは前例が無く、投資先が有する新しい技術・商品の社会実装や、両備グループとの事業シナジーの実現は、地域DXの動きを一段と加速させることに貢献するものと考えております。
■運用会社の概要
(1)会社名:株式会社 Ryobi AlgoTech Capital (リョウビ・アルゴテック・キャピタル)
(2)設立日:2023年2月
(3)事業内容:・投資業務
・投資事業有限責任組合、匿名組合その他投資を目的とする組合の財産の運用及び管理
・投資事業有限責任組合、匿名組合その他投資を目的とする組合の持分の私募
(4)資本金:50百万円(資本準備金含む)
(5)株主:株式会社 両備システムズ
(6)所在地:東京都港区芝5丁目33‐1
(7)代表取締役社長:小野田 吉孝(株式会社両備システムズ 代表取締役副社長〔現職〕)
(8)投資運用責任者:鈴木 恭輔(株式会社両備システムズ Financial AlgoTech Companyカンパニー長〔現職〕)
コーポレートサイト https://www.ryobi.co.jp/rac
■1号ファンドの概要
(1)ファンド名称:両備システムズイノベーションファンド
(2)ファンド規模:20億円
(3)出資者:株式会社両備システムズ、両備ホールディングス株式会社、株式会社Ryobi AlgoTech Capital
(4)設立日:2023年3月
(5)運用期間:10年間
(6)投資対象:両備システムズと協業する国内外のスタートアップ企業
(7)投資地域:グローバル(主に日本、ASEAN、北米、イスラエル、欧州)
■今後の展開
当社はベンチャー投資運用業務に加えて、2024年よりヘッジファンド運用を兼業する予定です。また両備システムズイノベーションファンドは2028年に20~30社の投資先を目標としており、2号ファンドの設立も視野に入れて投資活動を行います。
・2021年2月:両備システムズにおいてFinancial AlgoTech Company(FATC)を設立
・2022年7月:自社資金によるインハウス運用を開始
・2023年2月:Ryobi AlgoTech Capital設立 両備システムズCVCの運用業務及び投資先ベンチャー企業の資本業務提携の企画・立案等
・2024年第1~第2四半期:ヘッジファンド設立・FATCを当社へ移管する計画
このページに関するお問い合わせ
株式会社両備システムズ 経営推進本部 広報部
電話:086-264-1311